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WENTZ BOOIK REVIEW №38「此の世の果ての殺人」著:荒木あかね

2026.08.07
WENTZ BOOIK REVIEW №38「此の世の果ての殺人」著:荒木あかね

一言~面白い小説でした☺

小惑星「テロス」が半年後 日本の熊本県に衝突して

人類滅亡するであろうと発表された、半年後の九州福岡県太宰府市が舞台です。

主人公ハルは新社会人になったばかりの女性で 半年後人類が滅亡するのに車の教習所に通い続けています。

その教習所の教官が イサガワで、元警察官で正義感の強い30半ばの女性です。

路上教習の途中 車のトランクの中から滅多刺しにされた中年女性の遺体を発見します。(いじめ専門の弁護士 日隅美枝子)

二人は事件の真相を追っていきます!

途中 他の殺人事件にも遭遇し 同一犯人の可能性が浮上します。

人類が滅亡してどうせみんな死ぬのに 殺人事件が起きたのでしょうか?

また、犯人探をしても警察機能や法律機関が麻痺してるのに なぜイサガワは事件の真相を追うのでしょうか?

了道兄弟のキャラが印象的です🎵

人類滅亡の発表後 日本国内の人間は、海外に逃亡するか、自殺するか、それとも座して死を待つか、そのような状況でした。

実際、ハルの母親は失踪し、 コンビニ経営者の父は首をくくり、弟の成吾は引きこもりになりました。


事件を追う中 二人はいろいろな人々と出会い 一緒に真相を追う仲間とも出会います。

人類滅亡を前にして 人間は正気を保つことができるのでしょうか。

途中 人間の本性があからさまになる場面もあります。

そして

驚愕の終盤!

意外な展開が待ちうけています。

真犯人は中盤過ぎくらいにだいたいわかります。

しかし このミステリーの核は「なぜ殺したのか?」

そして 主人公ハルは「なぜ車の免許をとるのか」

もう一人の主人公イサガワは「なぜ犯人探しをするのか」

人類滅亡の瞬間を前に 美しい夜空を見上げながらこの物語は終わります。

感動の一冊です!

山元哲也
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