WENTZ BOOK REVIEW 14 <世界でいちばん透きとおった物語>
2023.06.19今一番 話題になってる文庫本を読みました。
有名作家 宮内彰吾の不倫の子として生まれた藤阪燈真(20才)が主人公です。
母 恵美は彰吾の認知を受けることなく燈真を育てます。
しかし恵は燈真18歳の時に交通事故で亡くなり 父親である彰吾も2年後 癌で亡くなります。
そんな燈真に彰吾の一人息子(松方朋晃)から会いたいという連絡があります。
彼が言うには彰吾に原稿用紙600枚にも及ぶ遺稿があるので 探してほしいとのことです。
顔も知らない 母親を捨てた父親に関わることに躊躇する燈真でしたが謝礼金に心動き 母の会社の編集者霧子と父の遺稿を探すことになりました・・・
父 彰吾にかかわりあった人々を訪ね歩くなかで 燈真は父の実像をわずかながらも知っていきます。
そして 霧子に対しては淡い恋心をいだきます💛
ミステリー的要素もあります。
密室事件も起こります〜しかしミステリーに詳しい方ならすぐに解けます😊
さて この文庫本の帯に書かれた驚愕のラストとは・・・!!
久しぶりに読後 文庫本を読み返しました。
彰吾は人間的に尊敬に値する方ではありません(金と女癖が悪くてルーズです)
本来の奥さんと朋晃がかわいそうになります。
当然 燈真の母恵美の思いを考えるとやりきれなくなります😢
燈真は父の遺稿を見つけ出すことができるのでしょうか?
霧子とはどうなるのでしょうか?
偶然にも私は「父の日」にこの文庫本を読みました。
是非 男性に読んでほしい文庫本です。
また 本好きな方にとっては「お見事!」と唸ってしまうことでしょう😊
文庫本のタイトルがすべてかな🎵
これまた 偶然にもこの日 長男夫婦からギフトが届きました。
感謝の気持ちは
「ありがとう」
山元哲也
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