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150年前 堺でおこった大事件!

2020.02.27
150年前 堺でおこった大事件!

先日、堺市を訪れました。

偶然に寄った妙国寺で上記画像の墓標を発見!しかもちょうど152年前にこの寺で土佐藩士11人が切腹したのです。

「妙国寺事件」とも「堺事件」ともいいます。

事の発端は

1868年2月 大政奉還→鳥羽伏見の戦い→明治新政府誕生と日本史史上かなり時代が大きく変わった時期でした。

フランスの軍艦が測量のため堺港に停泊します。

暇をもてあそんでいたフランス水兵は、堺の町ではじけお遊びがすぎて堺の人たちは迷惑します。それを制止しようとしたのが、明治新政府のもとで堺港を守備する箕浦猪之吉を隊長とする土佐藩士たちでした。

言葉や文化をしらないお互い同士です。業を煮やした箕浦は水兵たちに向かって発砲の命を下します・・・結果フランス人水兵11人死亡😢

これが国際的な大事件となり、明治新政府は断腸の思いで11人の土佐藩士に切腹させます(本当は20人なのですが詳細後述)

箕浦の首をのせた三方~血のりが付着したままです

切腹は妙国寺のソテツの前で行われ、20人は次々と腹を切るのですが・・・その状況は酸鼻極まるもので介錯人がうまく首を落とすことができず、切腹したものは想像を絶する苦痛の中ではらわたの臓腑を、切腹を見届けに来たフランス人高官に投げつけます。

そして、12人目のところでフランス人は切腹の中断を要請します。

フランス側11人死んだのだから、加害者側も11人でよいという理屈です。

奥に見えるソテツの右側で切腹がおこなわれました

この事件は大きな国際問題になっただけに、多くの憶測がながれましたが、今となっては歴史の闇に葬られてしましました。

まだまだ多くのエピソードありますが、今日はここまでといたします。

山元哲也
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