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WENTZ BOOK REVIEW 11<国内文学の最高峰といわれています>

2022.10.27
WENTZ BOOK REVIEW 11<国内文学の最高峰といわれています>

最初にこの本を読んだのはまだ紅顔の美少年だった14歳の時です(〃▽〃)

「日本純文学の最高峰」とかなり評価の高い作品です。

あえて 文庫本を購入し読もうとしたきっかけは ここ数ヶ月間でいろんな人の心の動きが変わってきたと実感したからです。

なぜ夏目漱石の「こころ」なん?

(内容)主人公の「私」は鎌倉の海岸で「先生」と出会います。次第に親しくなっていくのですが「先生」には誰にも打ち明けられない過去がありました。それは学生時代の三角関係そして恋のライバルであり 親友でもあった「K」を自殺に追いやったということです。
長年悩んだ末に「先生」は「私」に遺書を遺します。

なぜ人は安易に「死」を選択してしまうのか。

安易という表現に多少の抵抗を感じるのですが 「こころ」の登場人物たちは自分の心を崇高なレベルに位置づけをしています。

それを歪められてしまったとき・・・大いに悩んでしまうのです。

この作品は救いのないかたちで終わります。

14歳の時読んだ自分と今の自分では 人生観も価値観も変わってしまっているので感じ方は全く違います。

14歳の時共鳴できた部分に 今は大して何も感じない自分〜戸惑いを覚えます。

そして ここ最近の身の回りの変化〜混迷しています。

これからどうすべきか?・・・もう一度感性を磨いてみたいです。

山元哲也
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