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WENTZ BOOK REVIEW 2

2022.03.25
WENTZ BOOK REVIEW 2

お彼岸過ぎても寒い日々が続きます。

本でも読んでほっこりしましょうか😊

今回ご紹介するのは 朝倉かすみの『平場の月』です。

50才過ぎた青砥が 地元で旧クラスメイトの須藤葉子と再会し 淡い恋におちいるのですが・・・二人とも今まで波乱万丈な人生をおくってきました(言葉を変えると人生の負け組です)そんな二人のつつましい恋愛は葉子の病(大腸がん)によって悲しい結末を迎えることになります。

ネタバレになってしましましたが 物語の冒頭で葉子の死が語られています。

いきなりの結末から始まるこの小説、じわじわと心を揺さぶります。慈しみ・労り・孤独と悲しみ・純愛、切り口は多様です。

そして余命いくばくもない葉子が 青砥に対しとった言動が、終盤になって感涙の展開になります。😢

「1年後 一緒に熱海に行こう」

「わかった」

これが二人が交わした最後のやりとりです。

読後 葉子の気持ちを考えてるといろいろと考えさせてくれます。

近日 石田ゆり子主演で映画化もされるようです。

映画鑑賞の前に ぜひ読んでいただきたい書籍です本

山元哲也
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