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WENTZ BOOK REVIEW 1

2022.03.15
WENTZ BOOK REVIEW 1

ミステリーにはまって 以来 週に2〜3冊ペースで書籍を乱読しています📚

そんな本の中から 心に響いたものを紹介します。

記念すべき第一作目は 小野寺文宜(ふみのり)の『ひと』

ミステリー本乱読の合間に手にした本です。

両親を相次いで亡くしたために大学を中退した主人公柏木聖輔が 50円のコロッケをお婆さんに譲ったことで 聖輔の人生が新たに動き出します。

淡々と進むストーリー 特に山場はないのですが 読後の清々しさにほんのりします。

最後の一文には目頭が熱くなりました。

過酷な状況下で いろんなことを諦め いろんなものを譲ってきた主人公が唯一譲れなかったものとは・・・

終盤 心に残った文章があります。

「人材の替えはあっても 人の替えはない」

ミステリーで鬼畜な人間ばかりと出会ってた私には心のうろこが取れるような一冊でした♬

山元哲也
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